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「見えないモノ」とは 

 前回の記事の「見えないモノ」について考えて見ようと思う。
 『国語大辞典』によると、3 対象をあからさまにいうことをはばかって抽象化していう。イ 神仏、妖怪、怨霊など、恐怖・畏怖の対象。(注1)とある。
 このことから、前回の鬼の項にあった「穏」の字の変化というのは「物」を指すことに繋がるのではないだろうか。では、具体的に見えないモノとは何を指すことになるのであろう。上記にある神仏、妖怪、怨霊のことはひとまずわきにおいておくこととして、恐怖・畏怖の対象という点について考えると、人知の及ばないもの、人間の力では対処できないものと解釈できると思う。
 いつの時代も人々は自分たちに危害を及ぼすものに恐怖を感じてきた。暗闇に対して光を用いて対抗する。原始の時代に火を扱うことのできた人類は暗闇を克服し、他の野生動物に対して有利に生活することができるようになった。しかしそれは、闇に潜む恐怖というものを認識するがゆえのものであったと思う。現代でも夜には眩しいくらいのネオンや道を照らす街灯など、闇に対して光を用いている。少し想像してみてほしい。もし、夜道を歩く時に明かりがなく、月や星だけの明かりで歩かなければいけなくなったなら。月も星も雲で隠れた闇夜であったなら。暗がりから感じる気配に恐怖を感じるのではないだろうか。
 闇に対する恐怖。これこそが見えないモノの根源にあるものではないかと思う。


1.尚学図書編『国語大辞典』(小学館、1981年12月。「物」〈2346~2347ページ〉)。
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鬼とは 

 鬼という言葉を聞いてみなさんはどのようなものを想像するだろうか。
角の生えた頭。目は爛々と輝き、大きく裂けた口に尖った牙。赤や青や黒の巨躯に、金棒、虎の皮の腰巻を身に纏った昔話に出てくるような姿だと思う。
 本来の鬼というものは果たしてどのようなものだろう。本来ならば専門的な書物を紐解くべきだろうが、ここでは小学館の『国語大辞典』からあたってみることにする。
 『国語大辞典』の鬼の意味によると、1 (「隠(おん)」が変化したもので隠れて人に見えないものの意という)死者の霊魂。精霊。2 人にたたりをすると信じられていた無形の幽魂など。もののけ。幽鬼。3 想像上の怪物。仏教の羅卒(らそつ)と混同され、餓鬼、地獄の青鬼、赤鬼、などになり、また、美男美女となって人間世界に現れたりする。また、陰陽道の影響で、人間の姿をとり、口は耳まで裂け、鋭い牙を持ち、頭に牛の角があり、裸に虎の褌をしめ、怪力をもち性質が荒々しいものとされた。夜叉(やしゃ)。羅刹(らせつ)。(注1)
 このことによると、もともと鬼とは姿の見えないものを意味することになる。さらに、私たちがイメージする鬼とは陰陽道の影響を多大に受けているということだ。
 では、姿の見えないものとは具体的にどのようなものを指すのだろうか。次回は「見えないモノ」という点に触れて、鬼について考えていきたいと思う。


1.尚学図書編『国語大辞典』(小学館、1981年12月。「鬼」〈380ページ〉)。
 

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このブログは、主に民俗学・民間信仰などについて、先学諸氏の研究から私が気になったものを拙いながらも考察を加えつつ、記事にしていくものです。

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